マンションの売却!内覧の後に断られたら

マンションを売却しようとすると、内覧をしたいという人がやってきます。だからといって、必ずしも売れるとは限りません。下手をすると何十人も内覧に来たのに、一人も買い手が現れなかったといったケースは珍しくありません。

実はそのような場合の多くは、内覧の後の対応が良くないことが原因である場合が少なくないです。そこでこの記事では、内覧の後にやっておくと良いことについて触れてるので、参考になれば幸いです。

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断られた時はそのままにしない

内覧をした人は、買いたい場合はもちろんのこと、断る時には不動産会社に連絡を入れます。その後、不動産会社の担当者がマンションのオーナーさんに結果を伝えるわけです。この際に交渉までいたらなかった場合、すぐに次の買い手を探すように指示するオーナーさんがいます。

しかしこれは大変もったいないです。実はマンションの内覧にやって来る人のほとんどは、買う気があるからこそわざわざ現地まで足を運ぶのです。加えてチラシを見たり、不動産会社に勧められたりして吟味した結果、少なくともその物件に好感を持っている確率が高いです。

その根拠としては、条件に合わないのに内覧していては、いくら時間があっても足りなくなるからです。それなのに断ってくるということは、所有しているマンションには決定的な欠陥がある可能性が高いのです。よほど特殊な人でもない限り、マンションを購入したい人の好みにそれほど違いはないです。

つまり初めの内覧者に断られると、その後も契約に至らないことが多いのです。そこで最初の人に断られたら、その理由を聞いてすぐに対応しておけば、二人目以降の内覧者には違った印象を与えられるかもしれません。

断られる度にそれを繰り返していけば、どこかの段階で買い手が現れるかもしれません。そのため不動産会社に、断られた理由を聞くようにしたいのですが、担当者の中にはあまり熱心ではないことがあります。その場合は、必ず内覧者にマンションを見た感想を聞くか、あるいはアンケートに答えてもらうように頼んでおきましょう。

依頼しても内覧者に聞いてくれないなら、担当者を変更してもらえるか相談して良いです。マンションは時間がかかればそれだけ売却が難しくなるため、やる気のある人に担当してもらうべきです。

想像しているよりも汚かったと言われたら

マンションの購入を断られる理由の中で比較的多いのが、「汚い」というものが挙げられます。中古物件ですから、新築に比べれば汚れているのは当たり前です。それでも買う側からすれば、少しでも綺麗なマンションを選びたいと考えるものなのです。

それに購入した後に清掃しないといけないといった手間や費用を考えると、汚い物件より美しいマンションが好まれるのは当然でしょう。場合によっては、立地が素晴らしく間取りは完璧でも、部屋や共有スペースが汚れているからと買い手が現れない場合があります。

そのため可能な限り綺麗にしておきたいものです。

ただ内覧者が来る段階になって慌てて清掃するのは大変です。そこで自分が使用している部屋は普段からこまめに掃除しておきましょう。そして入居者には、できるだけ部屋を丁寧に使うようにお願いしておくのをお勧めします。

また定期的に専門の業者に入ってもらい、掃除してもらうと良いです。普段の清掃ではできない箇所を磨いてもらえますし、蜘蛛の巣や鳥の糞なども綺麗にしてもらえるので塗装のはがれや錆を防げます。すると結果的に清掃にかかる費用が減らせます。

柱や壁に傷がある場合

内覧する人は、たいてい柱や壁をチェックします。釘を打った跡や引っかき傷、また壁紙にタバコのヤニが付いていないかを探しているのです。人によって許容範囲が異なるため、一概にどの程度まで綺麗にすれば良いのかは言えません。

ただ少しでも該当するのなら、内覧者が来る前にリフォームすることを検討しておくのが無難です。基本的に一度内覧した後に断りの連絡が来た場合、再び同じ人が見にやって来ることはありません。そのため内覧は一発勝負になるのですが、その際に壁紙が汚いので断られたのでは残念です。

壁紙の張り替えくらいなら、素人でも数人でやればできなくはないので、駄目元でチャレンジしてみて良いです。ただし柱の傷に関しては、専門家に相談するのが無難です。浅い傷なら表面をカンナで削ると消せる場合があります。

しかしこれは素人がやると傷口が広がる可能性が高い作業です。そこで不動産会社に、安く作業してくれる大工さんや工務店がいるなら紹介してもらえないか相談しておくと良いでしょう。

マンションを褒められたのに

「内覧の人にすごく褒められました」と不動産会社から報告を受けたのに、交渉の段階まで行かなかないといったことがたまにあります。しつこく理由を問いただすわけにはいかないので、断られた理由はこちらで想像するしかありません。

しかしこのような場合のほとんどは、値段が高かったからだと考えて差し支えがないでしょう。「汚い」や「狭い」、立地が良くなかったといった場合なら、わざわざ物件を褒める必要はなく、それを言えば良いだけです。ところが気に入ってると匂わす理由は、「物件は良いが、買うかどうかは値段次第」なのです。

この場合は交渉の余地があるため、不動産会社にもう一度どの程度の金額なら買う気があるのかを探ってもらいましょう。「オーナーさんが値下げしても良いと言っている」と伝えれば、金額を提示してくることがあります。

他にも「壁の塗り替え代を出してもらえるなら、現状の値段で買う」といった条件が出ることがあるので検討してみましょう。

内覧者の声を反映させるのには限界があります

内覧した人がなぜ断ってきたのかを分析して、それを反映させていくことによって物件の価値を高められるかもしれません。ただしここで忘れてはいけないのが、それには限界があるということです。あそこが悪い、ここを直せと言われるたびに対応していては、費用がいくらあっても足りません。

あくまで売却額を上回らない程度に収めるのがコツです。そこでやっておきたいのが不動産会社に査定してもらうことで、いくらくらいで売れるのかがわかれば、使える金額を出せます。そして専門家の意見を聞くのを忘れはいけません。

内覧者の意見は、自分たちの希望を言っているに過ぎません。その中には有意義なものがあれば、無理難題なものなどさまざまです。その点で言えば、不動産会社の意見は周りの物件やこれまでの経験に基づくものです。加えて実際に内覧者と接してその反応を見ていますから、どこが気に入りどの部分がマイナスだったかがわかります。

もしも数人に内覧の後で断られたのなら、もう一度金額やチラシの内容などを検討し直してみましょう。